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オフセットの特色印刷について
オフセットの特色印刷について
2021/02/08
- 特色ってなに?
- 私たちが目にするカラーの印刷物は、ほとんどオフセット方式の機械で印刷されています。実はたった4色のインキでフルカラーの表現が可能です。その4色とはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色です。インクジェットのプリンターをお持ちの方はお気付きかと思います。
今回は4色カラー印刷とは違う、『特色印刷』についてご紹介します。
- どんな場合に特色がいいのか
- ①1色や2色でフルカラー印刷が必要ないケース(金額が安くなる場合があります)
②4色フルカラーでは表現できない色のケース
※表現できない色の代表例として、(画像2)のように朱色などの彩度の高い色。また、金銀、蛍光色などの鮮やかな色です。朱色は4色カラーで印刷自体は可能ですが、網点やベタ刷りの掛け合わせなどを行うと、くすんで見えることやムラになる欠点があります。右の画像の様にM100%、Y100%を掛け合わせると理論上は朱色になるのですが、四角の「特色朱」と並べるとやや黒っぽく見えます。
③ベタ面が多くて4色カラーでは色ムラが発生しやすいケース
このような場合は、絵の具を混ぜて色を作る要領で、数種類のインキを混ぜ合わせて特色のインキを作り特色印刷をします。
どちらが良いか分からない場合はご相談ください。デザインデータを確認させていただき、ご予算や用途に合わせて4色カラーか特色印刷か、ベストの印刷方法をご提案させていただきます。
- 特色印刷のメリット
- 『特色印刷』印刷方法のメリットは、「ご希望の色に仕上がる」ことです。印刷業界ではよく使われるカラーチップ、DIC(ディック)、PANTONE(パントーン)などの色チップに合わせた色で印刷することが可能です。 有償とはなりますが、弊社では本番と同じ機械と工程で、校正カードを作成することができます。金額納期などご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
●特色インクの練り方の実践動画
弊社Facebookにて、あまり見ることが出来ないインクの練り方を動画で公開しています。今回コラムを担当した私自身の実践です!!
(画像4)のC100%Y100%の緑を作成している様子です。
色々な練り方があるのですが八の字を描くように練っています。興味深い動画だと思いますので是非ご覧ください!
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